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新しい刺激の演出

 今回は、プレイケアセンターが考える「レクリエーション」について、もう少し踏み込んだ考察をしてみたいと思います。 私たちは、いくつもの理論に基づいて、適切なメニューを提供しております。その理論のひとつをご紹介したいと思います。

新しい刺激の演出

 各施設・在宅を問わず、日々の生活がマンネリ化し、何をやっても退屈に思えてしまうのは、仕方のないことなのでしょうか?本来のレクリエーションの位置づけは、退屈な毎日の繰り返しに変化をつけ、皆で楽しい一時を過ごすためのものですよね。あなたの施設では、本当に満足度が高い、楽しいレクリエーションを提供していますか?

 そこで、満足度の高いレクリエーションとは何かを考えてみました。マンネリ化した毎日を過ごすご利用者の方々は、新しい刺激を求めています。少しでも変化があれば、満足度を高めるための要素となり得ます。では、変化をもたらすには、どうしたら良いのでしょう。下の図をご覧下さい。

(1)は、マンネリ化現象が起きやすい領域です。

 例えば、毎日顔を合わせている職員の方と毎日同じ遊びをする、という事です。これでは全く新しい刺激になりません。現在の環境がここに該当されるようであれば、気をつけましょう。

(2)は、同じ事をするにも、いつもと違う人が行う領域ですが、それだけでも新鮮です。

 たまたま来てくれたボランティアの女性が、一緒にいつもの歌を歌ってくれた、というだけで盛り上がるケースもあります。今までの既成概念に流されないよう、職場の配置転換等でも考慮してみて下さい。

(3)は、新しい物・内容の提案をする領域です。

 プレイケアセンターの推奨するアイテムを使って頂くのも良いのですが、100円ショップでちょっとした道具を買ってきて、ひと工夫加えるだけで実現可能です。物は、一つの媒体物に過ぎません。その遊び方を演出する観点で試してみて下さい。

(4)これが理想です。

 積極的なボランティアや地域人材の活用等、多くの人の力を借りる事によって、ご利用者の方も職員の方も刺激が増えて、より楽しいレクリエーションが実現します。有効な人材が見つからない場合は、まずあなた自身が新しい自分になってみてはいかがですか。

 「新しい刺激の演出」という概念を念頭に置いて、新しい自分を創り出せれば、周りは必ず変わるはずです。